感謝の気持ち
こんにちは。
悩める音楽家の駆け込み寺、伊藤綾です。
昨日の記事
「可愛がられる人材」
に補足。
演奏活動の場をいただけること。
当たり前だと思ってませんか?
思い出してください。
初めて人前で演奏した時の事を。
初めて、演奏活動でお金をいただいた事を。
あの頃と違って。
演奏経験も積んで。
人前での演奏なんて、慣れっこになって。
応援してくださる方も増えて。
今の環境があるのは。
全て、自分ひとりでがんばってきた。
そう、思ってませんか?
チャンスをくださった方。
演奏活動に誘ってくださった方。
耳の痛い事を言ってくださった方。
その方々の存在が。
血となり肉となり。
今のあなたの音楽に深みが増したはず。
おもしろくない事もあったでしょう。
気にくわない事もあったでしょう。
もちろん、あなたが努力を重ねて。
頑張って来たのは事実。
けれど、周りにはあなたを支えてくれた方々がいるはず。
その方々に。
そして、いま演奏活動のできる事に。
感謝しましょう。
演奏できる事が嬉しい気持ち。
感動した心を。
いつまでも大切にしてください。
たくさんの方に演奏を聴いてもらえて。
その方々が、笑顔でお帰りになる。
これって、すごいことです。
感情が動いて、感動する。
音楽って。
生き様、人柄、すべて出てしまうもの。
すべてさらけ出して臨むもの。
あなたが感謝の気持ちで演奏していたら。
それを聴いたお客様にも伝わって。
「今日も楽しかった。
ありがとう。」
感謝の気持ちでお帰りになります。
うらはらに。
「こんな音が悪いところで、
演奏したくないな。」
不満の気持ちが少しでもある状態で
演奏したら。
真っ白なシーツに。
ぽつんと落とした黒いインクが。
気になって仕方なくなるように。
理由はわからないけれど。
「すごく上手い演奏だったけれど。
なんか、あまり楽しくなかったな。」
そんな気分になるものです。
それが、2度、3度と続いたら。
だんだん、お客様は足を運ばなくなります。
だって、お客様は。
上手な演奏を聴きにいってるだけじゃないからです。
心地よくなりたいから。
元気になりたいから。
感動したいから。
だから、あなたの演奏を聴きに
足を運ぶのです。
あなたの演奏をもっともっと
素敵に輝かせるためにも。
初心忘れるべからず。
感謝の気持ちを持ちましょう。
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